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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2007年03月13日

ボンバルディア社製品

今日の午前中、仕事の合間の休憩でテレビを点けたらNHKをはじめ、民放TV各局が緊急報道番組をおこなっていました。高知空港に着陸予定の全日空のプロペラ旅客機1603便の前輪が出ないため、胴体着陸を10分後に試みるとのこと。

▲胴体着陸成功!
(この画像はYahoo!ニュースの時事通信社のもの)

着陸は無事成功し、怪我人も出なかったので良かったです。着陸の瞬間をTVの生中継で見ていましたが、機首が接地する瞬間、頑張れーって思わず叫んでしまいました。機長GJ!!!

このプロペラ旅客機はカナダの“ボンバルディア社DHC8-Q400型”で、過去にも車輪のトラブルが多発していたらしいです(怖~)。人命にかかわることなので早く原因を見つけだし、対策を講じてもらいたいですね。

この“ボンバルディア”という聞きなれない会社ですが、私には聞き覚えがありました。
なんと、岡山電気軌道のLRV“MOMO”の心臓部ともいえる低床式台車がボンバルディア社製なのです。

昨年6月に撮影のMOMO重検時に台車を取り外した時の様子です。

▲重検を受けるMOMO号
北車庫でジャッキアップされて台車を取り外されたMOMOは、画像の通り、枕木の上に下ろされていました。


▲超低床式台車
台車は南車庫で精密検査されるので、黄色いトロッコに乗せられて、真昼間に東山電停前の県道を横切りました。
確かに車軸がありません。
通常の台車に見られるような心皿や軸バネ・枕バネも無く、かなり特殊な構造です。見ていてさっぱりわかりませんでした。ドイツ人はすごい台車を設計しますね~。


▲台車の銘板
台車マニアにはたまらなく貴重な画像だと思います(笑)
確かにボンバルディア・トランスポーテーションと刻まれていますね。

確か、MOMOはドイツのアドトランツが設計し、新潟鐵工所が国内でライセンス生産したLRVだったと思います。(台車や窓ガラスやパンタなどはドイツ製で他は日本製)
しかしMOMOが落成前にアドトランツ社がカナダのボンバルディア社に買収され、新潟鐵工所は倒産しかけて新潟トランシスになるなど様々なトラブルがありました。
MOMOちゃんは実は難産だったんですね~。(記憶違いがあればスミません)

なので、台車は正確にはボンバルディア製ではなく、ドイツのアドトランツ製です。
故障が多いという点では共通ですね~。  

Posted by ちいふ at 22:35Comments(0)岡山電気軌道